芸術の盲目性

芸術をするためには盲目で無ければならない、でなければ他者を外界に感じ取り他者の言葉から人々は言葉を紡ぎ出す羽目になるだろう、

 芸術とは人類をある種の浮遊感に引き込むことに他ならないからだ、その為には人は己の内にあらかじめ幸福感、浮遊感、高潔感をその内に内包していなければならないからだ、

 その盲目性そのものにどれだけの美しさを受け取ることが出来るか、それに意味を人間の持ちえる全身の感覚器でもって感じえることが出来るだろうか、人は何かを知った後に無知になれるだろうか、それが重要なのだと思う。

 私は高潔でありたい、美しくありたい、誰よりも盲目で、貪欲でありたい、あらゆる幸福を貪りたいのだ、やはり分かるものではなく分からないからこそ神聖さを感じえるのだと思う。